次のような方に向けた記事になっています。
「整備士の先輩方の「しくじり」が知りたい」「失敗を知り、最速でスキルアップがしたい」
3年上の先輩に追いつこうとして、空回りしてミスが続く

専門卒業後、入社した国産ディーラーで教えていただいた先輩に追いつこうと決心し、行動しました。
大きな目標はこの2つです。
「3年後にはミッション脱着」
「故障診断もできるようになりたい」
社内でも期待された優秀な先輩がたくさんいたので、
追いつけるように必死で仕事をしていましたが・・・結果は大失敗。
ボルトをねじ切ったり、部品を壊してばかりでした。
当時はなぜ失敗が多かったのかわからず、必死さだけで切り抜けようとしていました。
今思うと、足りなかったのは失敗から学ぶ姿勢でした。
ボルトを折った時に「なぜ折れるのか」「なにがいけなかったのか」をもっと深堀するべきでした。
解決策が知らなさすぎたことも要因です。
失敗も続いたので信用も落としてしまい、しばらく洗車係に回されました。
まさに負の連鎖です。
「先輩の動きをよく見ろ」と言われても学べていなかった
洗車の合間に、先輩の作業を目で追うことを強く意識していました。
これ自体は間違いじゃない方法ですが、自分のスキルに落とし込むことが圧倒的に苦手でした。
先輩の動きから「なぜ自分はできないのか」の疑問が解決できなかったのです。
自分が作業をしてみると、先輩のようにうまくいかない。
ここが「しくじり」だと感じて、実践したことをご紹介します。
- 整備書を熟読
- 先輩の工具をじっくり見せてもらう
- 真似できなかったことを質問する
基礎的で当たり前に感じることばかりですが、新人にやれることは限られています。
世の中にはセンスでなんでもできる人がいますが、それは例外です。
凡人は時間を使って地道な努力しかありません。
ここで当初の目標から軌道修正していきました。
- 社内資格上位を目指す
- 先輩の作業をカンペキにトレースする
- 工具をしっかりと揃える
これは私が感じた必要なことだったので、個々で変わると思います。
この他に私は左利きなので、部品へのアクセス方法が真似できないことがありました。
真似できない作業は自分で補完しながら
「なぜその作業手順をする必要があるのか」
をじっくりと考えながら、先輩の「手順のWHAT」を探りました。
先輩のミスからも学ぶ
「最速で学ぶ」には自分の失敗だけでは学び足りません。
失敗は誰しもあるので「明日は我が身」として「自分ならどうやって失敗を回避できたか」を考えました。
考えることは、いつでもできます。
思考実験でミスをした分、実作業のミスが減るはずです。
危険予測でミスが回避できるようになった頃、いつの間にか重整備もこなせる整備士になっていたように感じます。
失敗を嘆かず、成功に繋げる

仕事だけに限らず、人生も含めて失敗してきた数は誰に負けない自信があります。
半ば自虐的になっています()※Twitterでたまにつぶやいています!
私の失敗から誰かが学んでくれたら本望ですし、失敗の先に成功があることは間違いないです。
【番外編】しくじり先生をご紹介
Twitterでいつもお世話になっているフォロワーさんにも、ミスを伝えている方がいらっしゃいますのでご紹介します!

START BASE さんのテンションと明るさでしくじりもライトに聞けます!
内容もあるあるでおもしろいです!
さいごに
近状で検査員試験に合格することができました。
なんと3回目のチャレンジでの合格です。
勉強不足、対策不足、様々なしくじりがあったと思いますが、諦めかけた3回目でようやく合格。
感無量でございます。
「しくじり」は継続するものじゃないです。
過去を糧にして成功に繋げられた時にやっと「しくじり」と感じるものだと思います。
現在進行系で「しくじり」は日々あります。
数年後、またご紹介できるように、頑張っていきたいと思います。
それではまた。


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