故障診断のノウハウをざっくり解説

故障診断って難しいイメージがあると思います。

故障診断は整備士の花形的なポジションです。

難しくて大変そうだと思わずに、気軽に診断を楽しんで頂けるようにしたいと思います!

まずは故障診断は奥深くて楽しいものだと実感してもらえるように

「コンポーネント」「アクチュエーター」「ハーネス」の3つに分けて説明します。

シンプルにこの3つを理解すると、診断はこの3つのどれかしかないんだと理解できます。

解釈や用語は各社によって微妙に違ったりするので、ここではざっくりとまとめたいと思います!

目次

コンポーネントとは

故障診断で代表的なものは「ECM」「TCM」「電装系のコントロールユニット」

故障コードなどを表示させたり、各種電装品を作動させたり制御をする装置です。

人間でいう「脳」に当たるものだと思えば大丈夫です!

アクチュエーターとは

上記のコンポーネント(脳)から信号が送られて動く装置のことです。

故障診断で代表的なものは「ドアミラー」「ドアロック」「灯火類」です。

ドアミラーはコンポーネント・・・かもしれませんが、

開閉が故障することが多いのでこちらに書きました!(※独自解釈です)

センサー

アクチュエーターの中でもセンサーは特に診断が難しく、

センサーの反応がどういったものなのか。

理解していなければ読み解くことが難しくなってしまいます。

大事なのは「指示通りに動くか」「無反応」です。

指示通りに動かない場合は配線に異常は見られない(コンポーネントの誤作動の可能性等)

無反応の場合は断線が考えられます。

冷静にここまで判断できれば診断の方向性が決まってきます。

ハーネスとは

ハーネスとはコンポーネントとアクチュエーターを繋ぐものです。

診断で代表的なものは「配線」「ヒューズ」「電波」です。

有線の配線やヒューズは目視で断線、腐食の有無などで診断ができます。

電波とは「キーレスの電波」「ブルートゥース」などのことです。

軽視されがちで電波干渉が原因だと誤診断につながるケースもあります。

車内に多く電装品を取付られている場合は注意が必要です。

またガレージのリモコンが原因なケースもあります。

電波は診断の上で最初に除外しておきたい項目です。

診断に必要なのはシンプルにまとめたイメージ力

ここまでご説明したことは「ざっくり」とした診断の初歩です。

ここから配線図や診断機によって原因を絞っていく作業になります。

初期で方向性を間違って診断していくと迷宮入りしてしまい、時間ばかりが過ぎて原因に辿りつけません。

頭の中でシンプルにした上で、どこが悪いのか。

落ちついて考えてから診断を進めていきましょう。

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