これからは抵抗を捨てた診断方法が大事になる。
これからの自動車整備には「抵抗」での診断は困難になってきます。
Twitterでつぶやきいた内容が下記です。
目次
「抵抗を測るには」
調べたい箇所を回路から切り離して、単体で診断します。
新型車の電装品は内部構造がより複雑化して、回路も配線も極小の為、診断機での抵抗値の測定が難しくなってきています。
そもそも電装品が一体型で非分解品の為、内部を分解することができません。
「測定したい部分が回路の中」であるとお手上げです。
抵抗の測定ミスはすると最悪、部品を壊してしまうことに繋がります。
以上のことで抵抗の測定は現在の電装品には不向きです。
そこで活用したいのが「電圧」と「電流」です。
電圧なら回路はそのままの状態で測定ができます。
このメリットは大きく、先程書いたような回路を壊してしまうことがないからです。
電流は回路に割り込ませる必要があるので「バッテリー上がり」での暗電流の測定など、場面は電圧ほどは多くないイメージです。
計測すべきは「電位差」です。
例えば電球が正常に店頭している場合は
「12Vキッチリ消費して0Vになる」
これがどこかで電気が使われている状態になれば
「6V消費になり、少し暗い」
このような状態になります。
ここから「残りの6Vがどこかで消費されている」ことを見つければ、主原因はあと一歩です。
テスターで電圧を測定していきます。
回路の中で「0Vになる直前」に原因があります。
文章だけで伝わるか、難しいですが「電圧の特性」と「テスターの電圧値の特性」をよく理解して勉強することが大事です。
「電位差」から「電気がどこで消費されているか」を導き出すことによって、故障診断が容易にできるようになります。
ちょっとコツがいる診断になりますが、使いこなせるようになりたいです。
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