不正車検がニュースになっている昨今。自動車業界の中の人がなにを思い、悩んでいるのか。
その一端を語りたいと思います。
あくまで主観ですので・・・
回転率を上げることに集中している。
問題としてあるのは「整備時間の短縮」が必ずしも成功していないからです。
ベテラン整備士でもミスはあります。
リカバリーが早いため表面化しませんが、時間は多少でもかかります。
ただ、接客も得意な整備士は違います。作業が数件重なっても問題がない整備士がいます。
各担当の役割が交差している。
「整備士」の定義を変えようとしている雰囲気があります。
前述した「接客も得意な整備士」というのは転職を繰り返す中で出会った方々のことです。
納期をコントロールし、難しい整備内容をユーザーに素早く理解してもらいながら、自身は整備を素早く終わらせる。
ほんとビックリでした・・・新卒で入社したディーラーでは分業が当たり前だった中「フロント業」も平然とやってのける。
私が卒業した専門学校では接客まで教えていなかったので、今後は必要なスキルだなとつくづく感じます。
(今は学校で教えているのだろうか?)
営業と整備士の給与の差
整備士の給与アップに踏み込めない理由が営業職の減給に踏み切れないからではないでしょうか。
店舗の売上はざっくりと言うと新車の販売からの売上と整備売上です。
ライフラインの一端を担う整備費用がアップするのが世間的に無理だとすると、他を減給しなければバランスがとれない訳です。
やはり「回転率を上げる」ことが端的に売上増につながる為、こういった結論に行き着いているんだと思います。
WIN WIN になれる道はあるのか。
オンライン販売の普及とAIによる診断や作業のサポートがキーになってくると思います。
まだまだ未来の話になるかと思いますが、世間の流れがここに向かっていると思うと、店舗のあり方は変わらざるおえないんだと思います。
難しい議題だと思いますので、日頃感じていることや、他のご意見があればTwitterなどから教えていただけると嬉しいです!
コメント