車のことがわからない人必見!プロの整備士がユーザーに伝えたいこと

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超初心者の為のザックリ解説。愛車のワンポイント点検

マサタカ

現役整備士の私が独自視点でポイントを解説します!

なぜユーザーに整備を伝えたいのか。

ユーザーの知識向上が過剰整備や整備不良を防げるからです

お医者さんの診察もセカンドオピニオンが大事と言われます。
整備内容がわからないと、金額だけで比較してしまい、内容がスカスカになってしまいます。
金額に見合う内容は決して安さだけではないです。

難しい用語や知識を身につけなくても、自身で判断できる割合が増えるとトラブル知らずで、コスパよく愛車をお使え頂けます。

車も同じで、車が道路を走るというのは、想像以上に見えない部分に負担がかかっています。

車の点検は思っている以上に簡単です。

要点を絞って解説していきます!

工具不要!五感で判断できるチェックポイント

車検、点検をして悪いところがないかをチェックするのが私たちの仕事です。
使う工具は特種で高価なもの・・・ではなくて、身一つでチェックができることがあります。

プロも使う、目で「見る」スキル

プロの整備士は目でみる力が他の人よりスゴイです。ボディの歪みなども判断できるスゴい人がいます(特に板金や塗装関連の人)が、そこまで必要はありません。

「タイヤの空気の減り」「ブレーキパッドの残量」「ガラス、レンズのキズや割れ」などなど。

基本的なものはプロも一般の方も変わりありません。

イチバンの問題は「ダメな基準」がわからないことです。

経験も必要な難しいことではありますが、まずは乗車前に一周見渡すことです。

毎日の変化に気付けるかどうかが大切です。

異音がしたら?対処法

私感ですが「大半の異音は問題ない」です。

日頃、お客様からお伺いする異音のトップ1位は「ブレーキ鳴き」です。
2位は「車内に聞こえる異音」、3位は「下回りから〜の音がする」。

これらを点検して早期に整備が必要なことというのは、実は少ないです。

ひとつ言えるのは「異音に気づけるかどうか」

赤ちゃんの泣き声の変化に気づいてお腹が空いたのか眠たいのかわかるように、日頃から車の音に注意を向けてみましょう。

早期に変化に気づけると整備工場で点検をしてもらう際に原因の特定がしやすくなります。

異音に関しては原因の特定が非常に困難です。

預かり期間が長期になりやすく、原因が特定できずにお返しすることもあります。

お客様にとっても車がないことは不便です。

日頃から変化の過程がわかれば、すぐに解決することもあります。

車検、点検のポイント

車検や点検で提案される整備内容を知れば、愛車をもっとトラブルなく乗ることができます。

車検、点検には点検箇所が決まっています。点検をする箇所の違いがあります。

基本的に「お客様が感じる不具合には関係がない所」を重点的に点検をします。

車は「走る」「曲がる」「止まる」ことが重要な役割であり、ここから外れた部分というのはお客様から申し出がないと点検はされません。

よりよく乗っていただくには「車の変化に気づき、整備士に伝える」です。

その為に最低限の知識や感性を持っていただき車の変化に気づいてください。

以下は要点を絞って必要な知識をまとめました。

各種オイル交換

オイルは人間の血液などと似たような役割があります。

簡単に伝えると「潤い」「汗のような冷感」「老廃物の運搬」「エネルギーの運搬」などです。
※あえて人体に近い言葉で表現しています。

その中で車に足りないのは「老廃物の排出」です。

溜め込んでしまう一方ですので、定期的な交換が必要です。

では、いつ交換をした方がいいのか。

基準として「年間走行距離が1万キロ前後」によりオススメタイミングが変わってきます。

1万キロ未満の方は1年毎の点検のタイミングでオイル交換がベストかと思います。
詳しくは点検時などにお伺いしてみてください。※あくまで目安です。

1万キロ以上乗られる方というのは・・・車に対して十分な知識がある方が多いので、特にお伝えすることはありません。日頃より定期的な整備をオススメします。

消耗品

消耗品の中でもワイパーの拭き取りはイチバン変化がわかりやすいと思います。
電球は気づきにくい箇所ではありますが、運転中に前方の車の反射を利用して左右で光源に違いがないかなどを見ることができます。
これらは点検時でもチェックをしているので安心してください。

伝えたいのは車内の点検項目は限定的なことです。

「外観」「エンジンルーム」「車の下回り」この辺りに点検箇所が集中しています。

車検依頼時に「気になる点はございませんか?」と聞かれたことがあると思います。

後述する保証部品にも関わることですが、この質問が最重要なポイントです。

何度も書きますが、点検項目は決まっています。お客様からの申し出がないと点検されない可能性があります。まずは伝えることが大事です。

保証部品

保証には2つのお伝えしたい役割があります。

1つは「高額整備を防げる」、もう1つが「日常使用での不具合を改善する」です。

まずは「高額整備を防げる」です。
オイル漏れは整備士じゃないと気づけない箇所です。整備費用も高額なのでうまく保証を利用したいところです。各メーカーの保証整備で違いがありますので、お店の人に聞いてみてください。

問題は「日常使用での不具合を改善する」です。
点検時は一度の作動やメーターのランプの有無、パソコンなどでの診断情報により良否判定をします。

お客様が日常で使わないと「時々〜なる」といった症状は診断が困難です。

愛車は使うほど価値が生まれます。
ぜひ、様々な機能を使い倒して、不具合が見つかればお伝えしていただきたいです。

整備工場を選ぶポイント

実際に友達にも聞かれることがあります。
「複数のお店で見積もりをしてもらったけどどこがいい?」
「この金額は安いかな?」などなど。

ほとんどが「料金」で比較されるケースが多いので「待った!」を伝えたいです。

整備士と話をしてみる

車を購入する時は営業マンと商談をして購入を決意するかと思います。

車検の依頼や整備も同じです。

車を見てもらう人を知るのは当然のことだと思います。

ただ、お話する機会が少なかったり、そもそも顔も知らないということはよくあることです。

整備士は口下手な人が多かったりします。ですが質問されると精一杯話してくれる人が大半です。

整備士は「車のお医者さん」です。なんでも聞いてください。そして納得がいく内容で整備をしてほしいです。

整備工場を見てみる

「機械がいっぱいあるだけでわからない」

そう思われるでしょうが、病院をイメージしたときに利用しようと思った時の特徴ってなんでしょうか?

清潔さやスタッフの良さが真っ先にくるのではないでしょうか。

整備工場も同じです。

清潔さとスタッフの良さがにじみ出ている店舗は良い工場です。

それは古そうな整備工場も例外ではなく、ぜひ見学をしてみてください。

あなたの車を整備する工場選びを考えてみませんか?

車購入時からメンテナンスのことを考えておく

「買ったらおしまい」とはいかないのが車です。

購入時に「メンテナンスパック」などの名称である、お得な整備プランが付加されるサービスを提案されることがあると思います。

内容は各社それぞれ違いますが、真意は「メンテナンスに慣れてもらう」だと思います。

継続して整備をする経験を知ってもらう為に非常に有効ですが、それで終わりにしてほしくないです。

メンテナンスパックが必要な方、そうじゃない方

私が推奨するのは「年間走行距離1万キロを超えるか、越えないか」です。

メンテナンスパックのほとんどにはオイル交換が付加されています。
オイル交換の交換時期の目安は3000キロから15000キロと各社幅がありますが、中間値は8000キロあたりだと思います。

年間走行距離が5000キロ未満の方は適切なタイミンの交換とはいかず、使用頻度も少なく、不具合の再現頻度が足りない為に十分な情報が得られないことがあります。

「乗らないから壊れてない」ではなく「乗らないから壊れてるかもわからない」

点検が終わると乗りたくなって長距離を走りたくなる気持ちはわかります。
実際は逆の方が断然いいです。乗った分に比例して消耗していくのが車ですから、乗った後に点検するのが正解です。

お店の保証制度について深く理解しておく

メンテナンスパックをコスパよく使う為には「伝え方」がもっとも大事です。

お店任せでメンテナンスを依頼するのは楽だし、すべて直っている・・・は間違いです!

実際にお話した例を上げますと

「(ハンドルが触れているのが気になるけど見てもらえるでしょう)なにもないです。」

この「見てもらえているはず」という思い込みが非常にもったいないです。
病院診てもらう時も自覚症状を包み隠ず話すことかと思います。
車も同じで、使用されている時に気づいた些細な出来事は正確に伝えないと診断ができません。

この方の場合はこの後の問診を進めている上で思い出したように話をしてくれたので、安心してお帰りいただけました。

不安に思っていることをハッキリと「問題ありませんよ」と聞けるのも安心に繋がると思います。

ぜひ整備士に伝えてみてください。

工賃について比較するポイント

最後の最後は「価格」です。

どうしても安いところで車を整備したいという気持ち・・・痛いほどわかります!

これだけは聞いてほしいと思うので・・・最後にお伝えします!

値段だけの比較はキケン!

値段で選ばれず、他店に入庫されたお客様が再来店されるケースというのは多々あります。

「点検後に調子が悪い」「直したはずなのに直ってない」などなど

これらの原因がどこにあるのか。

「安かろう悪かろう」という言葉がありますが

「悪い(安い)=整備が悪い」では決してないです。

同じお店でメンテナンスをするという大きな理由があります。
それは整備歴の把握です。
整備士同士で情報共有もできますので、見えないこと以上にメリットが多いのです。

整備工場を転々とされている方は整備の質に一貫性がないと感じてしまい、トラブルを招いてしまうケースがあります。

人間で言うとかかりつけ医を決めるような感じです。

最後に

車というのは「自分ごとに捉えることができない大事な家族」なのです。

車を家族と例えるのは難しいかもしれませんが、私はそのように接しています。
子供の体調を気にするように、車の異変にも気づいてほしいのです。

一台でも多くの車がベストコンディションになってくれるのが整備士の願いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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