「ついでにする」と「マルチタスク」の違い

人によって得意な手順がバラバラです。
先輩に教えてもらった方法が自分に合うかどうかは別なことがあります。

特に特性が分かれると思うのが

「ついでにする」一箇所作業集中タイプ
「マルチタスク」の複数箇所同時作業タイプ


無意識に作業していることがあるので、言語化してみたいと思います。

それではよろしくお願いします。

目次

「ついでにする」一箇所作業集中タイプ

【例】車検のブレーキパッド交換時
  • 1輪ずつ交換、清掃作業をする。
  • ブリーダーホースのキャップを取っておく。(次の工程のブレーキフルード交換の為に)
  • タイヤの残もチェックしメモしておく

上記のように1箇所で動かずにできる限りの作業を完了させる方法です。

作業が完了したことを確認してから次に移ることで、抜け漏れが抑えられます。

突然、他の用事を頼まれて持ち場を離れても工程が忘れにくいです。

電話応対や接客が多い整備士にオススメです

一方、デメリットとして

作業スピードは決して早い訳ではない

持ち場を離れず作業に没頭できる場合は作業効率が悪いかもしれません。

「マルチタスク」の複数箇所同時作業タイプ

整備士で多いのはこちらのタイプかと思います。

【例】車検のブレーキパッド交換時
  • 同時にエンジンオイルを抜く
  • 同時にクーラントを抜く
  • リフト2基で別車両を同時作業

複数の作業を並行すると作業時に発生する数分の待ち時間を極力なくすことができます。

スピード車検などの時短もこういった効率の最大化で成り立っています。

もちろんデメリットもあると思っていて

些細なキッカケで工程が破綻することがある

接客して戻ってきたら段取りを忘れたり、急ぐあまり工程を飛ばしてしまったなど。

集中力や経験が要求されることが多く感じます。

しかし、作業効率の効果は計り知れなく王道のパターンだと思います。

両方のパターンを身につけることが重要

新人のころは「ブレーキパッドのみの交換に集中する」が最適解です。

最終的に「ついでに足回りの点検も済ませよう」など、できることを増やせばいいと思います。

それらの経験が増えるとマルチタスクに「オイル交換しながらブレーキパッドの交換〜」というように、やれることを確実に組み合わせていくのがいいと思います。

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